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昔、俺は一人の女の子に恋をした





その子の名前は
天野 桃菜
名前の通り小さくて愛らしい女の子







それから俺はずっと
彼女を思い続けたんだ







そんな事をしているうちに17歳になったある時、親父の転勤でまたあの町に戻って来る事になった





引越しの後片付けも終わり
暇だった俺は、
7月から通うことになる高校の下見に行くことにした






私服だったので
ちょっとその辺を見て周るだけのつもりだったけど




「どーせ暇だし、校内も入ってみるか」






この時俺は
まさか、彼女と再会出来るだなんて思ってもいなかったんだ