「夏美は慎一くんの 隣りだからね。 私は田中くんの 隣りに座るから」 「えっ、ちょっと…」 綾奈は とっとと田中くんの 隣りに座っていた。 「じゃあ、お言葉に 甘えて夏美は窓側な。」 「うん…」 綾奈、そんなに 気を使わなくてもいいのに…