『ありがとうございましたー!』
はあーっ…
やっと終わった!
今日は水冷たかったから
練習あんまやる気になれなかったんだよね。
「結亜ばいばーい♪」
「うん!ばいばいっ」
水泳部の友達と挨拶して
帰ろうと思った時…
「せーんぱーいっ!」
ドキッ。
き、来た…
「そんな顔して…気分でも悪いんですか?」
そう言って岡田は私の顔を覗き込む。
「べ、別にっ///」
あぁ、もう調子狂うっ!
「それなら良かった♪じゃあ一緒に帰ってもいいですか?」
そ、その上目遣いやめろおおっ
「どーせ駄目って言ってもついてくるんでしょ?」
「せいーかーい♪流石先輩!」
そう言ってニコニコ笑う岡田に私はため息をついた。

