「ちょっと。みるくには優しくしといてあたしにはなんにもないの??」
マヤが口を尖らせて言った。
マヤの不機嫌そうな顔は
見たことなかったので驚いた。
そんなマヤに祐介くんは
意地悪そうに返す。
「マヤは女じゃねーもん。
心配しなくても生きてけるだろ。
みるくちゃんはなんか
守ってあげたくなるだろ??」
「はぁ!?みるくはあたしが守るんですー」
ええ!?
怒るのそこ!?
「お前なんかに守られてもみるくちゃんは嬉しくねーよ。
きっと俺みたいなかっこいい男に守られたいんだよ」
…かっこいいって自覚あるんだ。


