「あ〜〜〜〜最悪っ!! あのカッパまじありえない!!」 マヤが社会の資料を 面倒くさそうに抱える。 「ごめんね、あたしが 先生に頼まれたのに」 「いいのよ。あたしは こんなにか弱い女の子に 荷物運ばせるカッパに 腹立ってんだから」 カッパとは社会の先生のこと。 カッパみたいな顔にカッパみたいな頭(ちょっとハゲてるの…) あたしはそんなに嫌いじゃないけどな。 あたしは社会の地図やら資料やらが入った箱を抱え直した。 正直箱が大きくて前が見づらい…。