彼は働く生徒会長!!



「成績優秀でテストを
すればいつも一番で
しかもスポーツ万能。
それであのかっこよさ
だから女の子が毎日
キャーキャーうるさかったわ。
前は今ほどあれてなかったし。

でもその時も周りと
一歩離れてたかな。

教室ではけっこう一人でいたよ。

でも…」


「でも??」


急に声のトーンを低くしたマヤに
あたしはドキドキしながら聞き返した。


「理由はわからないけど
いきなりあれだしてね、
もう毎日ケンカざんまい。

あたしら単純だから
みんな怖がって
あいつに近寄らなくなってさ」


「そうなんだ…」


城之内くんに一体
何があったんだろう…。