「はぁあああ」 大きなため息とともに、俺は頭を書類の山に突っ伏した。 何で俺はあの時苺川を抱きしめたのだろう。 何か無意識に体が動いていた。 今までこんなことはなかった。 なんかおかしいぞ、俺。 「あーーーー!!だめだ!!帰ろ!!」 どんなに考えても答えは出ないし、仕事は一向に終わりそうにないので、家に帰ることに決めた。 俺は頭をかきむしりながら生徒会室を後にした。