彼は働く生徒会長!!



俺はその言葉に驚いたが、うなずき、さらに強く苺川を抱きしめた。


苺川は目をきつくつむり、耳をふさいでいた。


その姿はとてつもなくいとおしくて。


心の底でこの時間がずっと続けばいいのにと思う自分がいた。





――………

…………………



はぁあああ。


何をしてたんだ、俺は…。


あれからすぐに雷はやみ、俺は苺川を家に帰した。


本当は家まで送るのが男の道義ってモノだが、仕事がたくさん残っているので俺だけ学校に残った。