◇◆涼side◆◇ ゴロゴロ ピッシャーーーーン!! 突然落ちた雷に一瞬ビクッっと体を震わす。 ビビッた〜。 内心ビビッた俺は、このことを苺川に悟られないようにするため、窓の外をにらんだ。 ゴロゴロゴロ… この時期に珍しいなと電気をためた雨雲を見上げる。 ピカッ 「まただ」 ピシャーーーン!! 「苺川、危ないから―…」 ―…帰れ。その一言を言おうと振り返った俺は、息を呑んだ。