「えっ!?生徒会室ってもしかしてここじゃない??」
「ここであってる」
城之内くんはいつでもクールだ。
「えっ…。じゃあ…」
あたしの言葉を遮って、城之内くんは口を開いた。
「俺、ここの生徒会長」
「えっ??」
「よろしく」
城之内くんは意地悪そうにニヤリと笑った。
「そっ…そうなんだ…。知らなかった…」
できればマヤや泰斗くんに教えてもらいかった。
こんなにかっこいい人に会うには心の準備が必要だ。
「ん」
「え??」
差し出された城之内くんの手を見て、頭の上に?を浮かべる。
「書類。そのために来たんだろ??」


