「失礼しま〜す」 あたしが教室に入ると、すでに委員会は始まっていた。 あたしはコソコソと空いてる席につく。 「苺川さんだよね?よろしく」 隣の席に座っていた男の子があたしに笑いかける。 「あっよろしく…」 うわ〜かっこいい。 さらさらの茶色の髪に、優しい笑顔。 城之内くんとはまた違ったかっこよさだった。 うっ城之内くん…。 城之内くんを思い出すと、胸がドキッっとする。 あたし…重症かもしれない。