その後、私と執事さんは無言で家に帰った。
話そうかな…って思ったけど、会話が続かないと思うんだよね↓

ガチャ…

『どうぞ、お嬢様』
う゛… 
「あ、ありがとうございます…」
何か、話しにくいな…


家に入ると私の大事なテディベアがちょこんと座ってる…
ただいま…

私が一人、たたずんていると

『どうなさいましたか?このテディベアがどうかしたんですか?』
「い、いえ。なんでもありません」
私はそう言うと、自分の部屋に入った。


部屋に入ると、落ち着く…
パステルピンクっぽい色で統一されてて、すごい気に入ってるんだよね♪
ソファもふかふか☆
………。
あのテディベアには思い出があるんだよね。。。
…お母様が買ってくださった唯一のものなんだよね。
私にはお父様と再婚した義理のお母様がいるんだけど、上手くなじめなくて嫌なんだよね…。
あの執事さんはこの事、知ってるのかな?

まぁ、知らない方がいいけど。
あの執事さんはどこまで私のコト知ってるんだろ…
怖いなー…
何か、見透かされてるみたいで…