『ちょっとケイター。また寝てるんじゃないでしょうねー』 下からおかんが大声で叫んでいる』 『ちゃんと起きてるってー』 僕はのそのそと起き上がって服を着る まだシフトの時間までだいぶあるけど 早めに行けばマキ先輩に会える そう思うだけで心が躍りだした バレンタインなんて関係ないさ でも・・・ 義理チョコくらいは欲しいな・・・ 身体が切り裂かれるような寒風の中僕は家を出た