真っ白い家具で統一されたリビングとはまるで違う真っ暗な部屋に裕が買ってくれた携帯電話。 誰かに電話して助けを呼べばいい 最初は単純にそう思って 助けを求めた。 馬鹿馬鹿しい思いつきだった。 携帯の着信履歴、送信履歴 メールの受信履歴、送信履歴。 全部全部、裕にわかるシステムになっていた。