若干、大声を出しすぎて声が枯れそうだったのをついでに
私はステージまで威風堂々と(ちょっと小走りで)行き、
もぅ一つのマイクを使って告げた。
「私も信任新居に出馬する!!」
一部の奴らがうおぉ!っと歓声が上がった。
それは私のファンなのかそれともただの観客なのか。
どちらにせよ、観客は乗り気なので
彼が断ったら彼はKYになるぞぉ。
生徒の顔ばかり窺うこいつはそんな事はできない。
「仕方ない良いでしょう。」
ほらな。
「それにしても今更のこのこ現れて荒探しで見つけた古い衣でも見つけたんですか?」
「残念ながら、あたしは家庭的な事は苦手でね、刺繍は以ての外なんだ。
そんなもんなくたって、あたしは正々堂々戦ってやるよ。」
そう、それがあたしの闘い方。
それが先頭防衛であり、猪突猛進の単純バカなあたしはそれしか脳にない。



