ひんやり冷たい川は意外にも深く流れが速い。 どんどんと川岸から離れていき、服の重さで水から顔を出すので精一杯だ。 …死ぬ。 恐怖感が沸く。 必死で信也に目で助けを求めるが、 信也の顔は困惑していてただその場に立っているだけ。 「ごふっ」 誤って川の水を呑んでしまった。 むせて、水への抵抗が弱まる。 沈みそうだ…。 バシャンッ!! 水の流れと反する音が聞こえ、あたしは誰かに抱き上げられる。 信也…?