あたしは構える。
「やめてください!!師匠!!」
あずさの声が聞こえ、気を取られてしまった。
男の右ストレートを頬で受けた。
物音と立てて机に埋もれるあたし。
あずさがあたしに近寄ってきた。
「師匠、大丈夫ですか?!」
「邪魔すんな!!」
「ダメです!!喧嘩なんかしたらまた退学に…」
あたしはあずさを突き飛ばした。
「こいつには拳で分からせるしかねぇんだ!!!!」
あずさは涙を浮かべ、口をつぐむ。
あずさごめん、これはあたしらの問題だ。
ちくしょ、やっぱ拳をもろ受けると痛いな…。
構えると、すぐに男子はまた右ストレートを放つ。
あたしはよけて同じく右ストレートを放とうとするが、
それより先に彼の左ストレートを腹に思いっきり受けた。
「ぐふっ!」



