「去年のあんたの噂だと人のこと言えねーじゃねぇか」
「若気の至りだ」
「認めるのか」
「当り前だ。だからあんたに注意できる。」
フッと笑うと彼も思わず笑って、ふぁいてぃんぐぽーずを見せた。
久しぶりだな。
あたしもそれにならって構える。
それを察したのか板垣会長が声を上げた。
「やめてください!!女性に暴力なんて…!!」
男が板垣に目を移し、突進した。
板垣は必死で逃げようとするが、転がった椅子につまずき、尻もちをつく。
男が蹴りを落とそうとする―あたしは板垣をかばい、
しゃがみこんで腕で男の足を受け止めた。
周りから悲鳴が上がる。



