だけどさ、男子嫌いは治ったとしても恋愛は関係ないじゃない? まだ恋愛感情を呼び戻したくないっていうか・・・ 結局、まだ恋をするのが怖いんだよね。 「んじゃ、行ってくるわー」 あたしはカバンを肩にかけ、ユキナに手を振って言った。 「うーっす、いってら。」 店を出ようとするとき、あたしは、あっと何かに気づき 振り返りユキナのほうへ向きなおった。 「ユキナはピンクより水色が似合うよ!」 そう叫ぶと ピンクのジャケットを着ていたユキナはふんっと鼻で笑ってみせた。