あの言葉に乗せられた。
その時は張り切っていたけど
考えてみると、正木悠太
あんたは卒業して
あたしが生徒会長として活躍してる姿を見れないじゃないか。
「あたしは―」
拳をぐっと力を入れる。
本当、今更だけど
あたしは今、生徒会長としての
責任を感じている。
「あたし、頑張ります」
副会長の目が見開く。
「たぶん前会長のように上手くいかないかもしれない。
だけど任された以上、一生懸命頑張るから。」
あたしは大きく頭を下げた。
これが人へ対する敬意だ。
「これから宜しくお願いします!!!
副会長!!」
生徒会室に響くあたしの大きな声。
久しぶりに大きな声をしてすっきりした。
心が気持ちいい。
「やだ」



