「ほれ」 あたしが教科書を差し出すと 一つの手を後ろにやったままもう片方の手で受け取った。 「師匠、ありがとうございます!!」 っと言って、そそくさと去っていく。 あたしはあずさの姿が見えなくなった所で 腕組みしながらまた大きなため息をついた。 「捜査は難航ですね、安堂刑事」 ユキナからその言葉を受け取り 机の上に置いてあったチョコ味の飴を舐めた。