客のいないショップで正木悠太は豪快に笑う。 「お前ってつくづく不憫な奴だなぁ」 「フン、人に嫌われるのは慣れっこよ」 今日の事を話してみたが自分で言って馬鹿らしいな。 確かに笑い話にしかならない。 「はぁーあ、やっぱり学校は面白いなぁ~。 大笑いできるネタばかりだ。」 「まぁ、大笑いできるのはこの店だからって言うのもあるけどね」 正木悠太がムッとした顔をする。