「大好きだぁーーーーー!!!!」


起き上がると同時に私のケータイの着信が鳴る。


こんな時に店の指令か?と思っていたが違う相手だった。




「奈津子って意外とモテモテだよね」



まぁ、押しがダメなら引いてみろですよ。


これも一種の作戦。



「師匠って意外と小悪魔ですね」



私は二人に余裕の笑みを見せ、ケータイを取った。




「もしもし?

あ、いつもの餡蜜屋?りょーかい。


じゃ、放課後、学校まで迎えに来て」








―END―