だから、あんたは万年生徒会長でいろとも言いたい。


そんなの通じるわけないから言わないけどね。


実際、現役はあたしですから☆


何がなんと言おうとあたしが麗高を支配する生徒会長ですから☆


「おらっ!手を動かせ!」


内職するために動かしていたあたしの手が止まっていたので


彼はあたしの手を叩いた。


「あっ、ちょっとゆがんだじゃん!!」


「あーやり直し。」


「ゆがんだの貰ってもいい?」


もったいないからね。


「ああ、いいけど。」


あたしはゆがんでしまったショートケーキの粘土を自分のカバンにしまい


新しいのを作り始めた。