あ~、こういう空気ってキライ。


てか、正木悠太。


お前はこういうキャラじゃないだろ!!!



「だったらフラれないようにちゃんとしろよ!!

あ~も~うざったい!!」


なんだか見ててイライラする。


仮にもお前は私が好意を抱いていた相手だったんだぞ!!


正木悠太は顔を伏せていた。


彼の目線の先にはゆがんだハートの缶バッチ。



なんとも不謹慎。



でも、良いことひらめいた。



「カノジョになんか作ってあげりゃあいーじゃん」


「へ?」