「藤原…」

思わず抱き締めていた手を緩め高原を見た。

「何?」

「さっきの答えなんやけどな、好きとかわからんけど…お前の隣にはおりたいねん。

もし嫌やなかったら隣におってもええ?」

首を傾げて上目遣い。
小動物の顔して小悪魔や…。

「当たり前やろ!高原が嫌や言うても隣にヘバリついたるからな!」