無法地帯の君

藤原が、うちの方を見て立っていた。

「お、ん…」

まさか自分の家に藤原がいるとは思わなかった。
だからつい、しどろもどろになって応えた。

熱で頭がボーっとしてると思われたかもしれない。

「何で…おんねん」

「ん?あぁ…高原、熱で学校で倒れたから」

ケロッと答える藤原に、そういう事を聞きたい訳じゃない。
何故、家を知っていたのか、もうどうしていいのかわからず、あたふたしてしまう。