無法地帯の君

まさしく自分の家にいる。

…どうやって?

藤原といた事までは覚えている。その後、どんな経路で自分の家に帰って来たんやろう。

『ガチャッ』

不意に物音がして高原の肩はビクッと震えた。
自分が立てた物音ではない。

まさか…

手に力が入り過ぎて爪が食い込む。

「目ぇ覚めたか?」