「なんやねん…」

舌打ち混じりに呟いた藤原は、この上なく不機嫌そうな顔をしていた。

そこまで怒らすような事は言ってない。
何で、そんなに不機嫌なのかわからん。

藤原は、じっと、こちらを見ては、ますます苛々しながら自分の頭をかきむしった。

そんな藤原に対してキレたかったが、ダルいの誤魔化して来てたのが…あかん。

…意識が朦朧としてきた。

目の前が真っ白になって…