「何してんねん?」

「部活見学~」

「ちょっとそこにおって」と言って藤原は、体育館から姿を消した。

取り残された清楚な女子が、睨んでるように見えた。
きっと勘違いしてるんやろうな。
ちゃうねんでぇ~って言ってやりたいけど、そういうガラちゃうしなと思い言うのを辞めた。

「来るなら来る言うてや」

わざわざ体育館から上って、自分んとこに来てくれた。