無法地帯の君

ああ…、好きや…。
高原が好きでたまらん。

はっきりとわかる。
俺は、高原が好きや。

「ええ加減に離れろや!
キショイねん」

高原の一喝された怒声で引き戻され抱き寄せた体を離した。

「す、すまん」

高原は俺の顔を見るなり困った顔で笑っていた。

気付いてやればよかった。
何か言えば変わっていたのかもしれない。