無法地帯の君

けど、高原に対して怖いというものが無くなっていた。

俺は、お前の事を何も知らない。
それが悲しくて悲しくて仕方がない。
俺は、お前の友達ちゃうんか?

喧嘩で大怪我したんちゃうかとか凄い心配してんで。

溜まらず、藤原は高原を抱きしめていた。
ぎゅう、と音がしそうな程に強く。

「ちょぉ、おい!何してんねん!離れろや!」