「大変だったみたいだな」

「何?心配してくれんの?」

青い空が広がる屋上に村上が、珍しく人の前に現れては話してきた。

「するわけないだろう。
藤原が聞きに来た」

「あぁ…すまんな」

中2の最後の1ヶ月、学校を休んだ、教師も、いつものサボりやと思って連絡すら無かった。

藤原は、勇気を出して村上に聞いたんやろうな、それが目に浮かんで笑ってしまった。