大人しくベンチに座って待ってたら向こうから走ってくる、あいつを見たら安心しきった顔をしてる。

何やねん、捨てられた犬みたいな顔すんなやと笑った。

誰もが見てもわかる、自分と、あいつは全然違う。
けど学校に行けば、あいつを探しては話し掛けた。

周りは、嫌な目で見てるのも分かった、けどそんなん関係あらへん。

でも、関わったらあかんとわかってた。