学校に来ない日が多かったけど登校すれば、かならず話し掛けてくれた。

空手の部員達は「可哀想」だの「優しいな」と哀れな目で見てくるが、俺は、そんなん思った事無かった。

あいつと話すのが楽しかったしずっと隣にいたかった。

1年は、あっという間に過ぎて中学最後の3年になった。
あいつと一緒のクラスだと知った時、あの頃とは反対に嬉しくて胸が跳ね上がった。