「元気にしとった?」

高原は、そんな事に気にもせず、教室に入って俺の所へ来てくれた。

俺の所へ来てくれただけで、何故か嬉しくて堪らなかった。

「どないしたん?その傷」

「お前には関係あらへん」

高原の顔が一瞬、それ以上は聞くなと言う雰囲気を出した気がした。

「それより何か買いに行こうや」