綾乃ちゃんのお父さんは単身赴任でめったに家に帰ってこないんだ。

でも綾乃ちゃんはお父さんが大好きだから、言葉ではあんなふうに言っているけど凄く嬉しんだと思う。


学校を出ると空は大分暗くなっていて、携帯を見ると６時すぎていた。


綾乃ちゃんが突然
「まだ 好きなの？桐谷先輩のこと…忘れられない？」

「うん、」

「のー子が傷つくだけだよ」

綾乃ちゃんが心配そうな顔で言ってきた、

「それでもいいの…私が好きでいたいだけだから…」

「何かあったら言ってね!!親友でしょ？」

「うん♪ありがとう。でも大丈夫だよ」