そんな事を考えていたら

「のー子、もう帰るよーおいていくからね。」

「待ってよぉ、綾乃ちゃん!!」

鞄を持って、教室をあわてて出ると綾乃ちゃんが立っていた。

「ほら行くよ」

「綾乃ちゃん大好き♪」

「はい、はい」

抱きつきながら言うと綾乃ちゃんは呆れたように言った。



「そういえば、今日速く帰らないといけなかったんだっ」

「じゃあ急がないと。」

「でも、そんなに急がなくてもいいのよ!!今日お父さんが帰って来るだけだから!」

「いいの?」

「うん。一週間はお休みなんだって」

「良かったね★」