「無視すんなよ、咲だろ?」


えっ?本物?


後ろを振り向くと、いるはずのない


「だいすけ?
 でも、、、なんで?」


「お、今日委員会だったんだけど、委員会長引いちゃってさ。
 咲は、どうして?」


夢かと思った。もう帰ってるかと思った。


「安西に頼まれて、ホッチキスでプリント留めてる。」


「そっかー。
 つか安西のパシリじゃん。咲。」


「ひどっ。」


あたしちゃんと笑えてる。


「まー、俺が咲を手伝ってやるよ。
 2人でやった方が早いし。」


「ホッチキス1つしかないんだけど。」


「じゃあ、俺がやってやるよ。」


あたしちゃんと大輔と喋れてる。