スキーキライースキ


立ち止まり、繋いだ右手から体温が伝わってくる。

あたしは強く握り返した。


「困ってるんじゃないよ…嬉しいの
だって…あたしも…
好きだから」


初めての自分からの告白だった。


体が暑くて。
恥ずかしくてしゅうさんが見れない。



「みやびちゃん
本当?」
低い声があたしをつつむ。

体は暑いくせに手足は冷たくなってきた。


前からぎゅっと抱きしめられた。