闇夜のレクイエム



「何言ってんだよ!
ジュナ!!俺だ!!」


ナルは不安げに
ジュナを見つめる



「……分からないの…
何も思い出せなくて…」


ジュナは涙を流し
ナルを見つめる




「でも……あなたを
知ってる…
それだけは分かる…」



懐かしい匂い
安心感……



何処かで……




ズキン…



「…痛いっ!!」


ジュナは頭を抑える