闇夜のレクイエム



「すみません…
俺は………」



「ユシリス王国王子
ナル・エトラ・ユシリス」

ジディがナルの
言葉を遮る




「僕達アステカ一族は
見る力を持っている
だから少し…

ナル王子の記憶を
見させてもらったよ」



ジディの言葉に
ナルは目を見開く




「…すごいな……
それなら話しは早い
話してくれ」



ナルは寝たまま
ジディを見上げた