私はサバイバルナイフを取り出して、シンシアに向けた。
シンシアは苛立ったような表情をし、舌打ちを軽くした。

「生意気…」

シンシアも同じくサバイバルナイフを取り出してきた。
この行動で苛立ち舌打ちし同じ武器を持ち出してくる…私の勝ちは決まったかな。

「ツバルはアタシの仲間なのよ!」

叫びながらサバイバルを振り回してくる。
しかしそれを軽々しく避け、相手の足にナイフを切りつけ、走れないようにした。

「…知らないわよ、そんなの」

「ぐっ…」

この女は前者、私は後者。そう考えていると胸の中がムカムカしてきた。何故だからわからないが殺意がわき出てきた。
頭をかかえてうなり出したのを見たシンシアはニヤリと笑った。