目を疑ってしまった。

なんたって、今目の前で小さなももんがが大きな頑丈な扉を一匹だけで押し開けてしまったのだから。

口をポカーンとみっともない表情を俺とミクヤがしているとジャダックは威張ったように笑ったあと、こう言ってきた。

「せっかくの美形面が崩れてんど」

「………あ…え?」

もうこいつ訳がわからないな…まあ怪物の頭部に居た時点で謎の多い人間からももんががにされたやつだな。