『苦しみ知らぬもの…消えるべき』

後ろから声が聞こえた。
若い男の声。しかしとても唸っているみたいで、聞こえたとき鳥肌がたった。

でも俺は気持ちを切り替えて思い切り大きな声で言った。

「誰だ!」

するとコツコツコツ…と足音が聞こえてきた。更に俺は警戒の体制に入り、剣をしまい、小型の機関銃を構えた。

『君がカイトか…ふむ。我は戦闘カーニバルの賛成者の神、ラフォーレだ』

白い透き通ったような髪の毛の色、長さはショートで前髪は右目を隠すようになっていた。
目の色は赤色であった。人間じゃない、すぐにわかった。

服装は白いスーツみたいなのを着ていた。しかし鳥が龍と絡み合っている紋章が右胸ポケットに刺繍で刻まれていた。

ラフォーレは襟足をスッと華麗に靡かせて俺に言った。