そう考えいると後ろから爆発音がした。俺は剣を構えて辺りを見渡した。

するとすぐ真後ろで煙がたっていて、まさかと思った。
ミクヤはでかい機関銃を構えて煙の中をじっと目を凝らして見ていた。

「まさか怪物たちが…?」

「あり得る。とりあえずミクヤは遠距離戦が向いているからここに居てくれ。無線もきちんと繋げておくんだ」

「わかったわ」

ガチャっと音を立ててスコープに右目を当てた。

「ジャダックは危ないからミクヤの肩に乗っていろ」

「了解よう」

しゃきっと敬礼して俺に軽くウインクしてきた。ももんがだからこそ許されるな…。

「じゃあ俺は中を見てくる」

「くれぐれも無茶しないでよ」

「わかってるよ」

笑いながら言ったらミクヤもやさしく微笑んできた。

そして俺は右手に剣、左手に小型機関銃を手に持っていって煙の中に足を運んでいった。