「なあお前…仲間になってみるか?」

「え…?」

ジャダックは驚いた表情でこちらを見ていた。俺は真剣にこいつの目を見ていた。
こいつの目は今までたくさん闘ってきた実力者とすぐにわかった。
“生き残るためさ”

俺とミクヤもそうだ。
そしてこいつの装備の傷つき方が凄まじかった。ももんがにされる前はきっとかなりの実力者だったんだろう。

「…ホントにいいのかあ?」

間抜けた声で言うジャダックを見て俺は軽く笑った。
そしてこう答えた。

「ああ、二人+動物はなかなかいいしな」

「…なんだかむかつくヤツだなあ」

「ははっ、冗談だよ。お前の装備の傷つき方が凄まじくてな、なかなかやるやつだなと思ったんだよ」

そう言うとジャダックは照れ臭そうに頭をかいて小さく「あんがとうな」と呟いた。