「チッ…」 キルザは舌打ちして怪訝そうな表情で私をにらんできた。私も睨みかえした。 「仕方ない…またにしましょうか。2対1だと分が悪いですし」 ニヤリッと不気味に笑い、突風が吹き出してその中にキルザは入って行き、消えてしまった。 「キ…ルザ…」 私は彼女が消えてもじっと見ていた。するとカイトか私の方に駆け寄ってきた。