「ふう…戦闘終了」 あっという間に敵の人間たちを倒した。剣の中に仕組んでいる毒霧を放出し、俺はガスマスクを付けてももんがにも毒霧を吸わせないように布を鼻に押し付けていた。 「もきゅ」 「なんでお前はあの怪物の頭部の中にいたんだ?」 「おいらはな、ももんがにされた人間だ」 腰に手を当ててえっへんと威張りながら言うももんが。 なあ…思ったんだけどな… 「そこ、威張るところか?」 「もきゅ…違う」 なんなんだこの人間からももんがにされた人間…。