「ネガティブなことばかりね…」

私は思わず呟いた。下ではカイトと複数の人間たちが戦いを始めていた。
ただただそれを自分は上から眺めていた。

「こんにちは」

「!?」

後ろから聞こえてきた知らない女の声に私は驚き、声のした方向へゆっくりと体を向けた。

そこには髪の毛がおよそ腰まで届いている金髪の白い兵士武装している女がたっていた。

「誰?」

「私は…この恐怖のカーニバルを上部から仕切るように任されているキルザと申します」

キルザは不敵な笑みを浮かべながら私の方に近づいてきた。

「残念ながらあなたには死んでいただきます」

そう言って取り出したのは死神が使うような鎌。
私は慌てずに冷静に冷機関銃を取り出してキルザに向けた。

「なるほど、私と戦うつもりですか」

「ええ」

「容赦はいたしません」

人間を殺すよりは、このキルザを殺すと言うほうが容易い。